<平成14年度函館市予算>


教育・人づくり、福祉・健康づくりに力点、
地域経済活性化にも配慮の「重点配分型緊縮予算」
/今任期最後の年
として極力、新規事業幅広く盛り込む

一般会計・前年度比1.1%減、特別、企業会計含め総額2,729億円、13.6%減


 函館市の井上博司市長は12日午後、一般会計1、256億1千3百万円、前年度比1.1%減、特別会計、企業会計含めて総額2、729億4千9百万円、対前年度比5.0%減の平成14年度予算を発表した。今月26日からの市議会定例会に提案する。

 市税の落ち込み、地方交付税の削減など財源不足の厳しい財政状況を踏まえ、一般会計では、人件費(前年度比3.3%減)、経常経費(同21.9%減)、貸付金(同17.0%減)の一般経常費を極力抑える一方で、事業費はすでに2カ年計画で着工中にあり、来年4月完成する(仮称)総合保健センター建設費や焼却炉整備費の増などもあって206億5千5百万円を確保、前年度比13.6%増となった。

 一般会計、特別会計、企業会計の合計では事業費356億3千万円、同18.3%増となっている。
 井上市長は、教育・人づくり、福祉・健康づくりに重点を置き、当面の緊急課題である地域経済の活性化にも配慮した「重点配分型緊縮予算」とし、今任期最後の年として極力、新規事業を盛り込むものとなっている。

 以下、新規事業を含む主な事業と予算額を列記するとー。(<新>は新規事業)

<新>国際貿易・港湾振興プロジェクト推進費300万円
 本サイト既報の企画部、港湾部、商工観光部の3部共同プロジェクトの立ち上げ、サハリンなどロシア極東や中国をターゲットした国際貿易振興。港町地区・大型ふ頭の今春完成(水深14。岸壁)に伴う荷役機械(クレーン)設備の整備計画とも連動し、企画部を中心に3部が横断的に連携して物流拠点づくり・新たな産業政策として積極展開を図る。

<新>ペリー提督来航記念碑設置関係経費500万円
<新>ゴーリー・ドラマ劇場函館公演開催負担金300万円

▽観光客誘致宣伝経費3、262万6千円
 この中では新規事業としてモバイル活用観光情報発信経費126万円を計上。
▽冬季観光客誘致推進費1、948万2千円
 この中で新規に、盛岡ー八戸間開通にあわせての東北新幹線広告掲載事業経費306万2千円を計上。また新規では海外チャーター便観光客歓迎経費200万円も。

<新>五稜郭観光駐車場整備費750万円
 道警函本斜め向かいの旧函館土木現業所跡地を観光駐車場として整備。来年4月供用開始。

<新>箱館奉行所復元推進費650万円
 基本設計の前の予備設計に入るほか、整備委員会開催経費等。
<新>北海道指定有形文化財旧開拓使函館支庁書籍庫保存修理事業費1、640万円
 元町公園の中にある書籍庫の保存修理。

<新>中央図書館整備推進費4、940万円
 プロポーザル関係経費、基本設計ほかで、いよいよ具体的にスターとする。平成17年開館に向けて大きく前進。
<新>移動美術展関係経費96万8千円
 市制施行80周年記念事業の一つとして市所蔵の美術品を展示、公開する。

▽幼稚園・図書室複合施設整備事業費7億8、065万円
 (仮称)千歳図書館と函館・松風幼稚園統合園の複合施設を着工、完成させる。

<新>特色ある学校づくり事業(小中学校)256万円
▽小学校教育用コンピュータ整備費(38校)858万8千円

▽義務教育施設整備費5億7、249万円
 あさひ小学校校舎新築事業費(統合)の外構工事ほか1億5、900万円。中の沢小学校校舎増築3億3、419万円。4校の屋内体育館暖房整備6、400万円。3校の学校便所改修費、など。

▽函館圏公立大学広域連合負担金20億1、938万円
 運営費約19億9千万円のほか、新規事業として公立はこだて未来大学大学院設置経費ということで、研究棟建設のための基本設計費2、690万円を計上。

▽私立学校運営助成費1億6、676万8千円
 生徒1人当たりの助成額を500円アップして1万6千円にする。

  ★   ★   ★

▽(仮称)健康日本21函館市計画策定経費192万9千円
<新>健康づくり21市民フォーラム開催経費71万3千円

▽(仮称)総合保健センター建設事業費22億0、177万9千円
 平成13〜14年度継続事業で、来年4月にオープン

▽医療助成費25億5、274万7千円
 今年10月1改正の医療費助成制度の助成費など含む。

▽競輪場改築事業費38億7、565万1千円
 平成13〜14年度継続事業で、今年7月に本体工事完成し、仮オープン。

▽亀田福祉センター改修費1、410万円

▽高齢者等保健・医療・福祉計画関係経費10億7、196万円9千円
 この中で新規事業として、マンモグラフィ検診、基本健康診査、胃ガン検診ほかの健康診査費として1億4、847万9千円を計上。
▽介護保険事業134億0、369万4千円

<新>高齢者地域サービスマップ作成経費294万円
▽障害者に関する新函館市行動計画関係経費28億3、111万円4千円
 新規に障害者総合相談窓口を開設するための経費468万9千円と、難病患者等居宅生活支援経費559万5千円を計上。

<新>市議会議場手話通訳等関係経費21万円

<新>児童扶養手当(道からの権限移譲)6億2、648万円
<新>児童虐待防止事業経費50万4千円

<新>新規高校卒業者等緊急雇用経費6、972万円
 ワークシェアリングの導入。40名雇用。財源は特別職の報酬5%減額、管理職手当の5%削減、時間外手当の縮減、特殊勤務手当の見直しなどで充てる。
▽緊急地域雇用特別交付金事業費1億2千万円
 図書館蔵書の書誌情報データベース作成事業ほか。

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▽環境保全対策推進費366万1千円
 新規事業の地球温暖化防止計画策定調査ほか。

<新>家庭ごみ処理有料化関係経費1億9、620万円
 今年4月から実施。
<新>その他プラスチック中間処理費1億2、658万9千円
 清掃事業組合関連。

▽焼却炉整備事業費38億4、111万4千円
 平成12〜15年度継続事業。

▽公園等整備費9億6、550万円
 この中では、新規に湯の川の黒松林を函館病院から買収するほか、さらに新規で函館公園整備の実施設計と外周石積整備ほか、見晴公園の整備実施設計と園路せいびほか。

▽下水道整備事業38億3、436万3千円
 下水道管渠・ポンプ場・終末処理場事業費約36億4千万円、函館湾流域下水道事業費負担金1億9、005万6千円で、これによって平成13年度末での88・4%の普及率が89・5%となる。

▽函館駅前地区土地区画整理事業費16億8、370万円
 街路築造、支障物件移転補償費(駅舎、線路)ほかで、駅前再開発事業が着々進む。
▽中心市街地活性化関係経費1億6、400万円
 大門グリーンプラザ整備の2期工事など。

<新>市営住宅ストック総合活用計画策定経費1、300万円
▽公営住宅建設費(建て替え)6億1、142万円
 日吉3丁目団地
▽借上市営住宅関係経費1億5、599万8千円

▽道路橋梁新設改良費31億3、370万円

▽バス事業経営一元化支援補助金(乗合バス車両購入経費補助ほか)1億6、135万5千円
<新>市営バス昭和営業所等資産購入費7億4,868万4千円
 交通局から購入し、函館バスに貸す。

▽上水道整備事業費19億9、067万1千円

▽水道局新庁舎整備事業費24億2、483万9千円

<新>東消防署高松出張所用地測量調査費180万円
 市民会館横から移転。

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▽水産物地方卸売市場荷さばき上屋建設事業費7億5、600万円
 新年度に着工し、完成。

<新>函館塩ラーメンサミット開催負担金200万円
 市制施行80 周年記念事業の一つ。

▽中小企業金融対策費(貸付金)81億8、641万円

▽街路整備事業費18億0、650万円

<新>市議会ホームページ会議録掲載経費338万円
<新>市例規集データベース化関係経費776万円

▽街路灯設置費補助金2、894万4千円
 補助金基準の7%引き上げ。
▽人づくり・まちづくり事業費4、913万9千円

<新>大門再生2002開催補助金200万円
<新>「ふじ丸」津軽海峡クルーズ実施経費400万円
 市政施行80周年記念事業の一つ。

<新>公用車集中管理所用経費629万2千円
 低公害車5台導入ほか。

(2.12)